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循環器内科

食塩の摂取量が多ければ血圧が高まり、食塩の摂取量を減らせば血圧は低下することが、様々なデータから明らかになっています。

医師や栄養士から血圧が高いので塩辛いものを控えてくださいと指導された経験がある方は多いと思います。では血圧を下げるためには、何を意識するのが良いのでしょうか?

ナトカリ比をご存じでしょうか?

日本人の疫学研究で最近注目されている概念があります。皆さんはナトカリ比について知っていますか?

ナトリウム/Naは塩分(しょうゆや味噌)に含まれる成分です。 

カリウム/Kは生命維持に不可欠な野菜や果物に多く含まれる成分です。

その比がナトカリ比です。

ナトカリ比が高いことつまり塩分の摂取量が多いことが予測されます。

ナトカリ比が高い方が生活習慣病になりやすい

ナトカリ比が高い人ほど

高血圧の患者が多い

血管を守ってくれるHDL(善玉) コレステロールが少ない

血糖値が高く、ヘモグロビン A1c (糖尿病の指標)が悪化する

という3つが明らかになっています。生活習慣病予防にはナトカリ比を低くする食事が重要です!

ナトカリ比を改善し生活習慣病を予防するカリウムを意識した食事を!

特に、カリウムを多く含む緑黄色野菜や果物を意識して摂ることが大切です。

カリウムには余剰な塩分(ナトリウム)を尿から排泄する働きもあります。

ただし腎機能障害がある方は高カリウム血症になる可能性がありますので主治医とよくご相談してください。

ナトカリ比を測定し、まずは塩分摂取量を見直そう

一日の推定食塩摂取量、ナトカリ比は当院で測定可能です。

高血圧の治療は専門医による個人毎に合わせた適切な治療・投薬調整・生活指導が重要です。

気になる方はいつでもご相談ください。

長岡京の内科・循環器・不整脈の専門医

よこえ内科循環器・美容形成外科クリニック

院長  横江 洋之