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循環器内科

急増する不整脈(心房細動)と認知症

人口の高齢化に伴う認知症の増加は、大きな社会問題になっています。

認知症の原因として近年、不整脈(心房細動)と認知症の関連が注目されています。

心房細動の患者さんは認知機能の低下が早いというデータが報告されています。

なぜ不整脈(心房細動)で認知症になるのか?

認知症の患者さんは日本で700万人近くいると考えられています。

その中でも最近心房細動による原因が増えてきています。

〇心房細動による無症候性脳梗塞(隠れ脳梗塞)

①隠れ(かくれ)脳梗塞

不整脈(心房細動)によって心臓の中にできる細かな血栓が脳に飛んで詰まること

小さな脳梗塞が多発することが認知症が進行する原因の一つとされます。

小さな脳梗塞は症状がないまま、無症候性に生じるため発見が遅れてしまいます。

②循環(血圧・脈はく)の不安定さ

心房細動の患者さんは不整脈のせいで脳の血流が不安定なために脳にストレスがかかり

アミロイドβと呼ばれる脳細胞の働きを悪くする物質が貯まることも原因と考えられています。

重要なのは早期に不整脈(心房細動)を発見し、診断・治療介入することで予防が可能です。

心房細動の患者さんの認知症を予防するために

隠れ(かくれ)脳梗塞は早期の治療介入により、予防可能となります。

脳梗塞を起こしやすい人とそうでない人がいるためそのリスクを調べることがまず必要です。

リスクのある方は血栓予防のために抗凝固療法(血液をさらさらにする薬)を服用します。

3泊4日で行うカテーテルアブレーション治療(心房細動を治す入院治療)により

心房細動も根治できるようになってきました。

こういった早期の心房細動の診断・発見・治療がひいては認知症の予防につながっていきます。

自分でできる心房細動のチェック

人差し指・中指・薬指の3本で、手首の親指側を触り、脈をとります

トン・トン・トンは正常ですが、×ト・トン・トントント・トン・ト・ト・・トンは異常です。

日常から脈に異常を感じた場合や年齢のせいかなと思うような物忘れや倦怠感などを自覚された時には

健康寿命を延ばすために早めに診療を受けてください。

心臓病の診察はWeb予約が便利です

当院のweb予約はシンプルで80歳代の方もご利用いただいています

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長岡京の内科・循環器・不整脈の専門医

よこえ内科循環器・美容形成外科クリニック

院長  横江 洋之

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