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循環器内科

心室期外収縮と言われたら

健診で良く診られる不整脈の一つに心室期外収縮があります。

症状は多彩、まったく症状の無い方も

胸の鼓動が強い

脈が飛ぶ

胸が一瞬ウッとなる

胸に空気が入ったみたいでなんとなくしんどい

多彩な症状が診られる一方で全く自覚症状の無い方もいます。

健康な成人でも98.7%の方にみられるという報告もあります。

心臓の中に刺激の発生源があり、正常の心拍に形の違う心電図が混ざり脈の乱れを起こします。

心室期外収縮の原因

原因は、心室の筋肉に不整脈の発生源があることで起こります。

42歳女性のカテーテル治療時のエンサイト像(心臓3次元画像)です。ミリ単位で発生源を同定し治療できる時代になりました。

この発生源がある人に、発生源を活発化させたりする原因が影響して、不整脈が生じるようになります。

  • □ 高血圧
  • □ 心臓病の既往
  • □ 肺疾患(タバコの吸いすぎも含む)
  • □ 過度のアルコール飲酒
  • □ コーヒーなどの多量のカフェイン摂取
  • □ 睡眠不足・過度のストレス・自律神経の異常

などの要因が影響することが判っています。

心室期外収縮をほうっておくとどうなる?

心室期外収縮が多く、心機能が低下すると、動いた時に呼吸困難、息切れを自覚することがあります。

1日に心臓の鼓動は正常で8万回~10万回ほどですが、期外収縮が1日に1万回以上になると、

全体の20%の患者さんで心臓機能が低下し始めることが判っています。

心臓機能が高度に低下してしまうと突然死のリスクが上昇します。

健診での異常は放置せず心臓超音波検査(心エコー)で心臓の機能をきちんと調べましょう。

心室期外収縮の検査・治療

治療は症状の強い方や期外収縮の頻度が多い方に行います。

  • □ 薬物治療
  • □ カテーテルによるアブレーション治療(発生源を焼灼して根治する治療)

心臓超音波検査(心エコー)

24時間ホルター心電図検査

装着型の心電図デバイス

原因や頻度を調べ、当院では経験豊富な不整脈専門医が適切な治療を検討します。

受診にはWeb予約Web問診)が便利です。

健康診断の異常を放置せず、当院にお早めにご相談ください。

長岡京の内科・循環器・不整脈の専門医

よこえ内科循環器・美容形成外科クリニック

院長  横江 洋之

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