血圧について

血液が流れる血管そのものは年齢や生活習慣（高塩分食・過度の飲酒・運動不足・肥満）などにより、徐々に硬くなります。
血管の抵抗が高くなると心臓は収縮やその圧力を高くして体の隅々まで血液を送ろうとします。その結果血圧が基準値を超えてきます。

降圧目標値

	診察室血圧（mmHg）	家庭血圧（mmHg）
成人<75歳未満の方 心筋梗塞・狭心症の方 脳梗塞の既往のある方 慢性腎臓病の方 糖尿病の方 抗血栓薬を飲んでいる方	<130/80	<125/75
成人＞75歳以上の方 脳梗塞の既往のある方 慢性腎臓病の方	<140/90	<135/85

高血圧症の症状

初めは症状が出ることはなく、放置することで突然に心不全、不整脈や心筋梗塞・脳卒中などの危険な状態になってしまいます。
生活習慣を見直すとともに、降圧剤といわれる血圧を下げるお薬を飲んでいただくことにより、重篤で危険な合併症を予防することが大切です。

個人個人や季節によっても最適な薬は異なります。当院には高血圧を専門とする循環器内科があります。気になる方は診断・投薬の調節を行いますので、どうぞご相談ください。