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脂質異常症とは血液検査でのコレステロール値や中性脂肪が一定基準よりも高くなった状態をいいます。自覚症状がなく、健康診断で指摘を受けても放置してしまう方が多い病気です。

放置すると血管にプラーク(粥腫)が蓄積し、動脈硬化を引き起こします。急性心筋梗塞や脳梗塞を発症する確率が上がります。

遺伝(家族性高コレステロール血症)が関連する場合もあります。

検診で異常値を指摘されたから、すべての方がすぐに薬を飲まないといけないわけではありません。

検診などで異常値を指摘された際はまずご相談においでになってください。他の動脈硬化の危険因子と合わせて総合的に診療しています。

リスク分類による治療方針

治療方針リスク分類脂質異常管理目標値(mg/dl)
LDL-C
悪玉コレステロール
NonHDL-CTG
中性脂肪
HDL-C
一次予防リスク小<160<190<150>40
リスク中<140<170
リスク大<120<150
二次予防狭心症・心筋梗塞の既往<100
(<70)
<130
(<100)
※家族性高コレステロール血症、急性冠症候群、糖尿病、末梢動脈疾患(LEAD)、慢性腎臓病、メタボリックシンドロームを併存する場合は(括弧)に準じます