代表的な症状の動悸とは、心臓が強く、早く、不正に打つような不快な感覚を指します。または、胸の震える感じ、違和感、ばたつく感じなど様々に表現されることもあります。
循環器内科を受診される理由で最も多い症状の一つです。
原因として鑑別すべき疾患は多く、良性疾患が多くを占めますが、時には生命を脅かすような不整脈が隠れていることもあるため注意が必要です。
※速やかに精密な心電図検査を受けてください。心電図検査は専門医による診断・治療が重要です。
頻脈性不整脈
脈が通常よりも速くなる不整脈です。年齢と共に発症しやすくなり、近年この「心房細動」が増加傾向にあります。
徐脈性不整脈
不整脈には脈がゆっくり遅くなってしまうものもあります。脈が遅くなるとめまい、ふらつき、意識が遠のくような不快な感覚を感じる場合があります。または、貧血・立ちくらみなど様々に表現されることもあります。
脈が遅すぎる場合にはペースメーカーを必要とする場合がありますので注意が必要です。
増え続ける心房細動という不整脈
心房細動は、日本で約100万人以上が経験するといわれる不整脈で、決して珍しい病気ではありません。
心臓の部屋の一部である心房が細(こま)かく震えるようになってしまうので心房細動という名前がついています。早い人では数週間から長い人でも数年以上の年月を経て、じわじわとボディーブローのように健康寿命を蝕んでいくやっかいな心臓の病気です。
高齢化社会となり、心房細動を罹患する方が急激に増えてきています。
診断には専門医による心電図検査が重要です。
当院では、投薬はもちろん高度先進医療のカテーテルアブレーションを含めて、数多くの心房細動の治療経験から適切な治療を提案します。